SamuraiGGコアメンバーインタビュー vol.2 コミュニティー運営 じぇい
目次
多様な人と可能性が集まるギルドだから手に入れられたもの
本記事では、Samurai Guild Gamesのギルドを支えるコアメンバーにスポットを当て、彼らが活動を通してどのようなビジョンを描いているか紹介していきます。
今回はSamuraiGGの立ち上げから携わっているじぇいさんを取材。会員とコミュニケーションを取ったり、ブロックチェーン勉強会に登壇したりと、SamuraiGGを引っ張るリーダー的存在かと思いきや、立場関係なく接してくれる優しさあふれる人。そんなじぇいさんは「SamuraiGGは新たな趣味や夢、友達ができる場所だから多くの人に知って欲しい」と言います。彼の人柄とSamuraiGGへの熱意の理由を紐解いてみました。
>>ギルドメンバーインタビューvol.1ちゃんあきの記事はコチラ
ギルド成長のきっかけは初心者向けのブロックチェーン勉強会
―じぇいさんは、SamuraiGG立ち上げメンバーの一人と伺っていますが、どのような経緯で立ち上げに至ったかを教えてください。
じぇいさん(以下じぇい):海外で流行している「ゲームギルド」の存在を知り、ゲーム好きの仲間と「僕たちもゲーム好きだし、ゲームギルドを作りたいね」と話していたところ、知り合いからギルドマスターの田中幸一郎さんを紹介してもらい、田中さんから「一緒にゲームギルドを創ろう」と誘ってもらったのがきっかけです。
―偶然の出会いがきっかけで携わることとなったSamuraiGGが1年で会員数が3万人(2023年1月時点)を超えるなんてすごいですね!スバリ、ここまで成長した理由が気になります!
じぇい:ブロックチェーンゲームやそのリテラシーを高める活動としてDiscordで初心者向けに、ブロックチェーンに関する勉強会をやったことは、成長理由の一つだと思います。というのも、せっかく興味を持ってくれたのにブロックチェーンをよく知らないままゲーム始めてしまうと、離れていく人が多いとを感じたからです。
実際にブロックチェーンゲームに触れてみようと思い、初めて「Thetan Arena(シーターンアリーナ)」というゲームをやってみたんですが、無課金キャラだとうまくいかないことがほとんどで、潰れてしまうチームが多いから楽しみにくいし、ブロックチェーンゲームの稼げるという仕組みが成立していない印象を持ちました。こうした事実を知らないと損するとわかったし、これだと、SamuraiGGに興味を持って入ってくれたメンバーや、メンバーになろうか迷っている方に、ブロックチェーンゲームが楽しいこと、稼げることを自信を持って紹介できないから、ブロックチェーンについて知ってもらう場を作ろうと勉強会を始めたんです。
―「ゲームで稼げるなら!」と思ってやり始めても結果が出ないと続かないですし、知っている人だけが得するイメージです。常に進化している印象のある業界ですが、勉強会ではどういったことを話すのでしょうか?
じぇい:おっしゃる通りで、この業界はスピードが早いので、最新の情報を勉強会で扱おうとしても、情報をキャッチしてから勉強会で話すまでに、内容が変わってしまうことが結構あります。ですので、ブロックチェーンにおける普遍的な内容や根幹についてを話しています。ブロックチェーンの仕組みがきちんと理解できれば、ブロックチェーンという技術は怪しいものではなく、活用すると面白いんだと興味をもってもらえるからです。何かに興味を持ち始めるにも、まずは面白いと思ってもらうのが大切。初心者の人がもっとブロックチェーンについて知りたいと思うきっかけづくりができたら、その人が調べて勉強するという自発的な行動に繋がると思っています。なので、人から言われたことを鵜呑みにしたり「有名なインフルエンサーが発信してたから」「なんとなく流行っているから」ではなく、自分で調べる癖をつけてもらえるようにしてもらいたいです。
こうした勉強会をしてきたおかげで、ギルドメンバーのブロックチェーンに関するイメージもよくなり、共通の知識を持って話せるから、コミュニケーションもとりやすくなってギルドが成長する一つの理由になったのだと思います。
運営で学んだ「コミュニティーは支え、支えられ成長する」
―SamuraiGGができて約1年が経ちましたが、この間どのようなことで苦労されましたか?
じぇい:フロントでギルドメンバーとやりとりをすることが多いのですが、メンバー同士のトラブルがあったときは、どうしていいかわからなくなり、落ち込みました。立場上、僕はみんなの上に立って、引っ張っていかないといけなかったと思うんですが、ここで僕が発言してもっと大事になってしまったらと思うと、何も言えなかった。だから、聞き役に徹することしかできず苦労しました。
―喧嘩や争い好きな人なんていないと思いますが、このときはどのようにして乗り越えたのでしょう?
じぇい:同じくギルド運営をしている兄やギルドメンバーに相談して、アイディアをもらうことで、乗り越えられました。このとき、単に話を聞いただけで一人で抱え込んでしまっていたら挫折していたかもしれません。
兄は、責任感が強く視野も広いので、双方の話を聞いてどうしたら解決に近づくかを考えられる人。ほかにも、ギルド運営側には僕が苦手なことが得意なメンバーがいるのでとても頼りにしています。これまでトラブルを乗り越えられたのも、ギルドがここまで成長したのも、メンバーみんなで補い合えたからなんじゃないかなって考えています。
今後、今よりもっと人が増えたら、トラブルも増えると思いますが、今は頼れる色んなメンバーがたくさんいるからきっと大丈夫です!
ギルドは生活の一部のような大切なサード・プレイス
―SamuraiGGの立ち上げ期から現在までSamuraiGGを見ているJさんにとって、SamuraiGGとはどのような場所ですか?
じぇい:もう一つの居場所です。僕にとっては生活の一部になっているくらい。立場上、公には話していませんが、いい意味で僕には運営しているという感覚があまりありません。というのも、僕自身が誰よりも楽しんでいるし、SamuraiGGで出会ったみんなのことを、単なるメンバーと思うのではなく、ここにいなかったら交わることのなかったであろう友達を作ることができていると感じているからです。
久しぶりに地元に帰ったときに、長く会っていなかった友人が大人になった今でも子どもの頃と変わらず接してくれたらうれしいしなんだか落ち着くじゃないですか。そのような気持ちがこのギルドにはあるんですよね。だから、ギルドは帰ってきたなぁって気持ちになれますし、僕にとって大切な居場所だと思っています。
ー居場所と思わせてくれるくらいに仲良くなれるギルドにはどんな人が集まるのでしょう?
じぇい:本当に色々な人がいますね。経験も年齢も立場も仕事もみんなバラバラです。でも、偏った人ばかりじゃないから安心できる。僕みたいにゲームが好きな人もたくさんいますけど、ゲームをしない人もいますし、Samuraiって名前だから男性が多いような印象を持たれますが、女性メンバーもいます。本当に色んな人が集まってくれたおかげで、さまざまな可能性が広がると思っています。たとえば、誰かの好きなものと僕の好きなものがマッチングして新たなプロジェクトを生み出せる可能性もあります。
あと、Discord内では主に「VC(ボイスチャット)」で交流するので年齢や性別、立場など、基本情報にとらわれず、好きなものの話ができる場です。ギルドメンバー主催の部活や、ポケモン部、スプラトゥーン部など一緒にゲームを楽しむコミュニティーもあるので、自然と趣味が合う人と出会えて友達になるきっかけがたくさんあると思います。
ーこうして多くの人が集まった理由をどのように考えますか?
じぇい:本当にいいものを作って、素直に伝えたからじゃないですかね。ギルド立ち上げ当初は、経験者やブロックチェーンを知っている人たちの集まりだったので、参加しにくい人もいたと思います。でも、初期メンバーが自分の知り合いに「ギルドに参加してよかった」と広めたくれたことによって、興味を持った人たちが集まって、気づいたら今のように多種多様な人が集まる場所になってるんです。
僕は「自分が楽しめるかどうか」という軸を大切にしているので、SamuraiGGでこれからやろうとしているプロジェクトに対して、自分は楽しんで続けられるかのシミュレーションをしました。その時に大切にしている軸に引っ掛かったし、実際プロジェクトを推進するのは本当に楽しいので今でも所属しています。こういう実体験を話しているうちに、興味を持ってくれた人がギルドメンバーになってくれたりしました。実感しているからこそ人に気持ちが伝わるし、SamuraiGGが実際に良い環境なので人が集まっているんだと考えます。
2025年までにSamuraiGGのDAO化を目標に
―立ち上げ期からコミュニティを運営しているじぇいさんが、今後SamuraiGGで叶えたい夢とは一体なんでしょうか?
じぇい:僕はDAOというコミュニティに興味があり、SamuraiGGを始める前からDAOっていいなと思っていました。でも、DAOは確立されたコミュニティーが世界的に見ても少なく、みんなが受け入れて賛同するのも時間がかかり難しいでしょうけど、ずっとやってみたかったので今後達成したいことのひとつですね。SamuraiGGのDAO化を2025年達成目指して頑張りたいです。そのために、ギルドメンバーの価値観を聞いたり、ディスカッションをしたり、みんなで同じ方向に向かっていけたらと考えています。
―最後に、今後ますます勢いが期待されているSamuraiGGですが、どんな方々に参加してもらいたいですか?
じぇい:ゲームはできなくても大丈夫です。下手でも問題ない。僕も実は久しぶりにゲームをしました。保育園生のときは、毎朝、登園する前に64のポケモンをやってから家を出ないと気が済まず、時間ギリギリに家を出る、親泣かせな子どもでしたし、小学生のときはNintendo64、ゲームボーイ、ゲームキューブ、Wii、3DSと、またそれやるの?と飽きられるくらいにゲームばかりしていました。一人プレイでやるもの好きだけど、友達とゲームする時間が好きなので、オンラインでゲームを楽しめる仲間も欲しいし、世界でも流行っているし、ゲームギルドがあったらいいなっていうのも正直SamuraiGGに参画した理由のひとつです。
ブロックチェーンやメタバースなどの未来的なものが好きな人や、これって流行ったらどういう世界になるんだろうって考えるのが好きな方は参加してもらうと、最先端の情報が早く手に入ると思います。ほかにも、趣味を探してる人、友達を作りたい人、何か新しいことを始めたい人に合っている環境です。僕もギルドで友達が出来たし、2025年までにDAOを確立させたいという新しい夢をここで叶えたいと思っています。少しでも興味を持ってくれたら、お待ちしています!
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取材・執筆:今色彩夏
写真:GOMOQU編集部