ビットバンクの手数料は高い?安い?取引に必要な手数料について徹底解説!
世界中に1万種類以上あるといわれる暗号資産(仮想通貨)ですが、日本国内で取り引き可能なものは30種類ほどです。海外と比較すると多くはありません。少ない理由は、利用する方をさまざまなトラブルから守るため、金融庁の厳しい審査が行われているためなどさまざまです。
そんな仮想通貨ですが、取引をするには取引所を開設しなければなりません。どのような取引所を使えば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、そんな国内の取引所の中でもトップクラスの取引量を誇る「ビットバンク」の手数料について解説していきます。どこの取引所を利用するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそもビットバンクとは?
はじめに、ビットバンクとはそもそもどのようなものなのかを解説していきます。ビットバンクの概要を以下の表にまとめました。
運営会社 | ビットバンク株式会社 |
サービス開始時期 | 2017年3月 |
主なサービス | 現物取引・レンディング・マーケット情報配信 |
取引形式 | 取引所:取引板での暗号資産の売買販売所:ビットバンクとユーザー間の相対取引による暗号 資産の売買 |
取扱暗号資産数 | 24種類 |
ビットバンクは国内の数ある暗号資産取引所の中でも、トップクラスの現物取引の量を誇っています。セキュリティ面やアプリの使いやすさなどの評価も高く、事業規模は現在も拡大しています。
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ビットバンクで必要になる手数料
ここからはビットバンクで取引するのに必要となる手数料について詳しく解説していきます。必要な手数料は以下の通りです。
【ビットバンクで必要な手数料一覧】
口座開設費用・口座維持費用 | 無料 |
取引手数料(取引所) | メイカー:-0.02%テイカー: 0.12% |
取引手数料(販売所) | 無料・スプレッドあり |
日本円の入金手数料 | 無料(振込手数料は自己負担) |
日本円の出金手数料 | 3万円未満 550円・3万円以上770円 |
暗号資産の入金手数料 | 無料 |
暗号資産の出金手数料 | 暗号資産の銘柄ごとに手数料は異なる |
取引所手数料
取引所での手数料はメイカー取引かテイカー取引かによって異なります。ビットバンクではメイカー注文の手数料がマイナスの設定になっているため、メイカー注文したユーザーは、本来かかるはずの手数料をもらうことができます。
メイカー注文とは、取引板に注文が並ぶことにより市場に流動性を作る注文方法です。メイカー取引によって取引が活発になり取引所の収益増が期待できます。そのため、メイカー取引を行ったユーザーに対して報奨金が支払われるのです。
販売所手数料
販売所取引とは、ビットバンクとユーザーの間で売買を取引することです。取引手数料は、基本的に無料に設定されています。
しかし、取引の際にスプレッドが発生するため注意が必要です。スプレッドとは売値と買値の価格差のことで、これが実質的な手数料となります。
入金・出金手数料
ビットバンクでは、日本円・暗号資産ともに入金手数料は無料です。ただし、銀行への振込手数料は自己負担なので注意が必要です。
一方、日本円・暗号資産ともに出金手数料は発生します。日本円の出金手数料は、3万円未満なら550円、3万円以上なら770円です。暗号資産は銘柄によって手数料が異なるので、事前に確認しておきましょう。
暗号資産の出金にかかる手数料はビットバンクではなく、マイナーに対して支払われます。
ビットバンクの手数料を抑えるコツ
ビットバンクでの取引には、各種の手数料が発生します。これらの手数料を安く抑えるコツはあるのでしょうか。ここからは、ビットバンクの手数料を抑える3つのコツを紹介します。
入出金の頻度を減らす
手数料を抑えるコツの1つ目は、入出金の頻度を減らすことです。
入金は基本的には無料ですが、日本円の入金には振込手数料がかかります。そのため、頻繁に入金を行えばそれだけコストもかかってしまいます。手数料がその都度かかるため、なるべくまとめて入出金することがおすすめです。
日本円の出金は金額によって手数料が異なるので、手数料を抑えるためには3万円以内の出金がおすすめです。
メイカー取引をする
メイカー取引とは、既に取引板に出ている価格ではなく、新しい価格で売買を行う注文方法です。
ビットバンクではメイカー取引の手数料が−0.02%となっています。そのため、実質手数料分が収入となります。
取引所で売買する
ビットバンクでの取引方法には、取引所と販売所での取引があります。
先述のとおり、ビットバンクでは販売所での売買には取引手数料がかかりません。ただし、売値と買値の差額であるスプレッドが高くつくことが多いです。
手数料を節約するなら、取引所での売買の方が手数料も少なくて済みます。また、先述のとおり取引所での売買もメイカー注文で行えば、手数料をもらうことが可能です。
他社との手数料比較
ビットバンク以外の取引所では、手数料はどのようになっているのでしょうか。ここからは、ビットバンクと他社との手数料を比較して見てみましょう。
取引手数料の比較
各社の取引手数料を比較して表にまとめました。
取引所名称 | 取引手数料 |
bitbank | メイカー:-0.02%テイカー: 0.12% |
Coincheck | メイカー:0.000~0.05%テイカー:0.000~ 0.1% |
GMOコイン | メイカー:-0.01%テイカー: 0.05% |
bitFlyer | 0.01~0.15%(取引量によって変動) |
表を見ると、ビットバンクのメイカー取引手数料がお得なことがわかるのではないでしょうか。テイカー取引は、各社大きな差はありません。
ビットバンクを利用する場合には、メイカー取引をするのがおすすめです。
入金・出金手数料の比較
次に、入出金の手数料について日本円・暗号資産にわけてまとめました。
日本円入金・出金
取引所名称 | 入金手数料 | 出金手数料 |
bitbank | 無料(振込手数料あり) | 3万円未満 550円3万円以上770円 |
Coincheck | 無料~1,080円(方法に応じて) | 407円 |
GMOコイン | 無料(振込手数料あり) | 無料 |
bitFlyer | 無料または330円(方法に応じて) | 3万円未満 220円3万円以上440円 |
入金手数料は基本的に無料の場合が多いですが、入金方法によっては手数料が発生することもあります。無料の場合でも、振込手数料は自己負担なので注意が必要です。
暗号資産入金・出金
取引所名称 | 入金手数料 | 出金手数料(ビットコインの場合) |
bitbank | 無料 | 0.0006BTC |
Coincheck | 無料 | 0.0005BTC |
GMOコイン | 無料 | 無料 |
bitFlyer | 無料 | 0.0004BTC |
暗号資産の入金・出金手数料は、利用者の多いビットコインを例にまとめました。
入金手数料はどこの取引所でも無料です。その一で、出金手数料に大きな差はないですが、取引所ごとに設定が異なります。中には、GMOコインのように出金手数料が無料の取引所もあります。
まとめ
この記事では、ビットバンクを利用する際にかかる手数料や、その手数料を抑えるコツ等について詳しく解説しました。ビットバンクは取り扱い銘柄も多く、初心者から上級者まで幅広く人気のある取引所です。
また、ビットバンクは暗号資産の取引量がトップクラスです。そのため、流動性が高く注文が通りやすいといったメリットもあります。他社と比較しても各手数料は遜色ありません。特にメイカー取引での手数料は−0.02%で、実質的に手数料分をもらえます。
この記事を参考にして、ぜひビットバンクをうまく活用してみてください。