KEKKAI x SamuraiGG 2023/01/31 AMAまとめ

2023年1月31日にSamuraiGG公式Twitterのスペースで実施された、KEKKAIとSamuraiGGのAMA。KEKKAIの今後の展望や、ギルドメンバーからの質問にKEKKAIのコミュニティマネジメントやTwitterの運用を行っている、ゆうたさんが直接回答してくれました。その中で特に注目の質疑応答をピックアップしてお届けします!

目次

KEKKAIとは…

Web3業界が大きな盛り上がりを見せる一方で、詐欺や盗難被害が増え続けてしまっています。そこで「誰もが安心できるWeb3を」というビジョンをかかげ昨年12月にリリースされたのがKEKKAI。ブラウザの拡張機能として無料で利用する事ができ、NFTの購入やブロックチェーン上のトランザクションを仮想環境でシミュレートしてくれます。そしてその結果を分析し、危険性をユーザーに警告する事で詐欺被害を防止してくれるツールです。

簡単な自己紹介とチームの紹介をお願いします。

KEKKAIのコミュニティマネジメントとTwitter運用を行っています、ゆうたです。我々は元々システム開発を行っていて、IPや企業さんのマーケティング・運用・開発の事業をやっておりました。メンバーが1.2ETHの巨額な詐欺被害に遭った事もあり、Web3市場全体の詐欺の増加を解決するために、開発力を活かして取り組むことになりました。

KEKKAIはどのようなツールですか

KEKKAIはNFT詐欺やトークン盗難を防止できるブラウザの拡張機能です。現在はPC限定ですが、アプリ版のリリースも今年の3、4月に予定しています。Google Chromeを始めとして、BraveやMicrosoft Edge, FireFoxに対応しています。 サイトにアクセスしてウォレットを繋ぐとNFTやETHが抜かれるフィッシング詐欺が業界の9割を占めているので、そちらに焦点を当てて対策しています。 対策方法としては、サイトにウォレットを繋ぎ実際の取引を行う前に、KEKKAIがEVM(Etherium Virtual Machine)環境というETHチェーンの仮想環境を構築し、仮想環境内で取引をシミュレートする事でその結果を明示し、ユーザーの冷静な判断を促すという形になっています。拡張機能であるため、ウォレットへの連結等は必要なく、完全無料で利用する事が可能です。また、70種類以上のチェーンに対応しているため、幅広いユーザーに使って頂けます。

APIスキャンとは違うのですか?

KEKKAIのサーバー上にバーチャル環境があり、そこでトランザクションを走らせる仕組みです。スマートコントラクトの分析の様な感じで思ってもらえるとイメージしやすいかと思います。

これから実装予定のものは何ですか?

Report to Earnという、詐欺サイトの報告のお礼として我々の発行予定のトークンを得られる仕組みを考えています。
新しい詐欺の手法や、KEKKAIの対応していないコントラクトが出た時に都度対策を構築するのには、どうしてもラグが生じてしまいます。そこでユーザーの方々が報告してくれればKEKKAIに登録して、ゆくゆくはアクセスしただけでそのサイトの安全性を明示できるようにしたいです。我々だけでは間に合わない部分をユーザーの協力と共に全員で、安全なWeb3環境を構築していきたいと考えています。

NFTプロジェクト向けの機能も考えていて、認証マークの様な機能を実装したいと考えています。そうすることでNFTマーケットプレイスで偽物を掴むことがなくなり、偽サイト等の被害を防止できるのではないかと思っています。こういう形でNFTプロジェクトとコラボできれば、出来る事の幅が広がりそうかなと。
他にも、2月頃に新たなユーティリティが発表出来そうなので楽しみにしていて欲しいです。

トークン発行はいつを予定していますか?

日本の法人から発行するとなると法律面などが難しいので、海外法人を使って今年中には発行したいと考えています。夏か秋ごろという見込みですね。

Report to Earnはいつから実装されるのでしょうか?

現時点ではレポート機能のみが実装されていますが、レポートしてくれた方々にその分をトークン発行時にプレゼントします。

NFT発表の予定はあるのでしょうか?

Genesis NFTという形でKEKKAIから発表し、アローリストを現在配布中です。
NFTはパスNFTとして配布する予定でして、それは Report to Earn の機能を恐らく有料にする事を考えているからです。そこに無料アクセスできるパスNFTということですね。
その他にも、トークンのエアドロップや、他プロジェクトとのコラボでアローリストを提供してもらう事ができれば、ホルダーさんに優先的にお渡ししたいと考えています。KEKKAIのコミュニティ内にパスNFTホルダー限定のチャンネルなどを作り、そこでコラボ先のホワイトリストやアローリストを配布する形を考えています。

KEKKAIで得たトークンをリアルグッズやプロジェクトのNFTなどと直接交換出来るようにするような予定はありますか?また、発行元はどこの国を予定してますか?

発行元は決まってないので、まず法人立てから行います。進捗があれば報告していきます。
トークンに関しては、フィジカルで使えるものや、コラボ先のアローリストとの交換を考えています。詳しい流動性やトークンエコノミクスには後々公開していきます。

ブランディングはどのようなものを考えてますか?

現在はツールという形で活動していますが、Web3全体のセキュリティブランドを目指しています。コラボ等を通して、ユーザーへの安心感を与えるブランディングをやっていきたいですね。

KEKKAI自体の安全性、セキュリティはどのように思われていますか?

オープンソースかすることで、コーディングの透明性を出し、信頼を得たいと考えています。
ダウンロードするだけの拡張機能であることや、ウォレット接続、SNS認証も不要な点である程度の安全性を担保しているかなとも思っています。

サーバー耐久度はどうなっているのでしょう?ユーザーの増減に対応できるのでしょうか?

EVM環境はユーザーのもとにローカルで作られるため、ユーザーの増減によるパフォーマンスへの影響はありません。

ツールの安全性をコードが分からない人にも分かるように、監査のような第三者の評価などはありますか?

コードの部分は常々アップデートされるため、監査を入れたいと思っています。
また、資金調達を進めており、信用できる企業さんから頂く事で、バックグラウンドによる信頼性の上昇も考えています。

詐欺では無いプロジェクトに対して、不正にリポートする人も出てくるのではないかと思いますが、そういうスキャムリポートにはどのように対応されますか?

AIの活用や、もちろん最初は人を使って直接確認することになりますがKEKKAIはコントラクトを分析するので、現状のシステムを使うこともできるのではないかと思っています。

メインコンテンツである詐欺対策が無料ですが、資金繰りはどうなさっているのでしょうか?

元々の会社のマーケティング・運用・開発事業がキャッシュエンジンになっており、利益をKEKKAIに投資して運営しています。Genesis NFTなどでのマネタイズもゆくゆくは出来るようになりたいと思っていますが、それに加えて現状 B to C 形態な我々ですが、B to B向けの要素も展開していきたいと考えています。
ユーザーの方々の報告をもとにディープラーニングを使って詐欺検出AIを作り、APIの様な形で企業やプロジェクトにそれを提供して、我々のノウハウを誰でも使える様にできたらなと。Web2事業者が参入したい時に気になってしまう安全面に対して解決案を出せるようなサービスが作りたいです。Web3市場のさらなる拡大時に大きな企業の参入をサポートしたいですね。

利用無料との事ですがマネタイズポイントは大きい企業向けがメインになるのでしょうか。 その他マネタイズポイントがあれば教えて頂きたいです。 また、ターゲットが大企業になるとしばらく赤字が続くと思われますがいつ頃利益に転換する等見込み等あればお聞かせください。

Report to Earnなどの有料機能や、GenesisNFT、パスNFTでマネタイズしていきます。To C や To B 向けにもセキュリティとしてのサービス提供したいですが、提供できるプロダクトが固まらないと中々To B 向けにも制約が取れないので長期戦になりますがAIを作ってそのAPIの提供はしていきたいと思っています。
しかし、思ってるほどの赤字ではなく、資金調達もあるので夏には黒字転換したいなと思っています。他の事業によるキャッシュエンジンの存在が他のスタートアップとの違いかなと思っています。

FCFS(先着順)のミントの時は、サービスを使わないということもできますか?

そういった際に警告がうっとうしくなってしまうのは思っていたので、スムーズに購入できるように機能を30分間オフにすることができます。
アローリスト機能の実装も考えていて、信用しているURLを登録すればシミュレーションが立ち上がらないように設定したり、KEKKAIをカスタマイズできるようにもしていきたいです。

アプリ版はどのウォレットやブラウザに対応する予定でしょうか?

ウォレットというよりも、チェーンに対応しているので、特にブラウザやウォレットの指定はありません。

対応ウォレットはメタマスクのみですか?

ウォレットに対してシミュレーションするのではなく、スマートコントラクトやブロックチェーンに対応してるかが重要なのでウォレットに関していえば全部に対応しています。チェーンに関しても、ETH以外のメインチェーンに対応しています。

NFTホルダー以外のアクセスは可能ですか?

KEKKAI全てを有料にするイメージはなく、未定ですが一部有料になるかと思います。安全性を検知する機能に関してはこれからも無料で提供していきたいと思っています。

最後に一言ありますか?

KEKKAIのビジョンは「全員が安心できるWEB3を」なのでこれから色んな形でセキュリティ面のサポートを展開していきます!よろしくお願いします!
ハードウェアウォレットのプレゼントキャンペーンもやっているのでぜひご参加お待ちしてます。

今後のAMAについてはSamuraiGG公式Twitterでお知らせします。最新情報をチェックしたい方はTwitterのフォローを!
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