元素騎士オンラインでのNFTの受け取り方は?NFTの確認方法や表示されないときの対処法も解説
ゲームの世界でNFTを販売したり交換したりできるNFTゲームは年々数が増えてきています。元素騎士オンラインもそのようなNFTゲームのうちの一つです。ファンタジー世界でNFTによるアイテムの販売やトレードを行いお金を稼げるのが特徴的です。
ただ、元素騎士オンラインでNFTのやり取りをするには取引所に登録するなど事前に自分で設定を行わなければいけません。
NFTに馴染みのない人の中には、元素騎士オンラインを始めるのに何から始めたら良いかわからないという人もいるでしょう。そこで本記事では、元素騎士オンラインを始めるにあたって必要な設定や、NFTの受け取り方について解説します。
NFTが上手く連携できていないときの対処法も紹介するので、元素騎士オンラインのNFT周りの設定がわからないという方は参考にしてください。
目次
元素騎士オンラインとは
元素騎士オンラインとは、2008年に発売されたRPGゲーム「エレメンタルナイツオンライン」をベースに開発された3DMMORPGゲームです。ファンタジーの世界でダンジョンを進め、キャラクターを育てたり、アイテムを獲得したりできます。
元素騎士オンラインの特徴は以下の3点です。
- Free to Play
- UGC to Earn
- Earn and Play
元素騎士オンラインは無料で始められるうえ、ゲームをプレイしながらNFTでお金を稼げます。そして「UGC to Earn」のUGCとは、「User Generated Contents」の頭文字を取った言葉のことです。一定の条件を満たしたユーザーは自分で装備アイテムを作成し、販売することができます。
元素騎士オンラインが気になるという方は「元素騎士オンラインの始め方|NFTゲームで仮想通貨を稼げる?」の記事をご覧ください。
元素騎士オンラインのNFTの受け取り方・確認方法
元素騎士オンラインではゲームでNFTを稼ぐ以外にも不定期にNFTの配布が行われています。しかし、ゲーム中でNFTを受け取って、そのNFTをちゃんと受け取れたか確認する手続きは少し複雑です。
元素騎士オンラインの場合は仮想通貨ウォレットメタマスクと連携させなければいけません。そこでここからは、メタマスクを使ってNFTを受け取り、NFTを確認したり、ゲームに反映させたりする手続きの方法を解説していきます。
MetaMask(メタマスク)について詳しく知りたいという方は、「MetaMask(メタマスク)の使い方は?始め方やメリットを徹底解説」の記事をご覧ください。
MetaMask(メタマスク)にPolygonネットワークを追加する
まずはウォレットであるMetaMask(メタマスク)をイーサリアムのスケーリングソリューションであるポリゴンに接続します。この過程を経ることで、ブロックチェーンにかかる負荷を軽減し、安価な取引手数料を実現しています。
メタマスクのPolygonへの追加方法は自動と手動の2種類です。自動のほうが簡単にできるので、基本的には自動で行うのが良いでしょう。ただ、自動では接続がうまくいかないこともあります。その場合は手動を選択してください。
自動追加
- TokenMagicにアクセスする
- Connect to Waletでメタマスクに接続する
- Polygonネットワークを追加する
- ネットワークの追加を許可する
ウォレットをPolygonネットワークに接続する際はTokenMagicを経由すると簡単にできるでしょう。まず、TokenMagicにアクセスしてConnect to Walletをクリックすると、メタマスクのパスワードが要求されます。この際にパスワードを入力して承認すればウォレットの接続は完了です。
次にトップページに様々なネットワークが表示されるので、その中からPolygonを選択しましょう。この際「ADD」と「EXPLORER」の2つの選択肢があるので、ADDを選んでください。
最後にネットワーク名・ネットワークURL・チェーンIDが表示され、署名が出たら承認をクリックして追加完了です。
手動追加
自動追加が上手く行かなかった場合は手動でネットワークを追加します。手順は以下の通りです。
- メタマスクの必要な情報をメモする
- ネットワークを追加する
- ウォレットにメタバーストークンを追加する
まずメタマスクにログインし、サイト上部のメニューバーから「ネットワークを追加」を選択します。そして、下記の項目をすべてコピーして貼り付けてください。
ネットワーク名: Matic Mainnet
新規RPC URL: https://polygon-rpc.com/
チェーンID: 137
通貨記号(オプション)l: MATIC
ブロックエクスプローラーのURL(オプション): https://explorer.matic.network
次にメタマスクのネットワークをMatic mainnnetに切り替え、「Import tokens」をクリックします。そして、「トークンコントラクトアドレス」に下記のコードをコピーして貼り付ければ完了です。
0xA3c322Ad15218fBFAEd26bA7f616249f7705D945
Polygonscanで自分のNFTのアドレスを調べる
次にPolygonscanでNFTのアドレスを確認します。PolygonscanとはPolygonネットワーク上の取引履歴を確認できるサービスです。こちらに自分のメタマスクのアドレスを入力しましょう。
元素騎士でNFTを受け取れていると、「ERC-721 Token Txns」の欄にNFTの履歴が表示されます。そしてアイテムごとにNFTのToken IDとaddressが表示されるので、それぞれコピーしましょう。
MetaMask(メタマスク)にアドレスとトークンIDを入力する
コピーができたらメタマスクにログインします。次にメタマスクのネットワークをPolygonに切り替え、「NFTを追加」を選択します。こちらに先ほどコピーしたaddressとToken IDを貼り付け、追加していきましょう。そして「GensoKisiOnline」の欄に受け取った元素騎士のNFTが表示されたら完了です。
この作業を受け取ったNFTの数分繰り返して、アイテムなどをすべて受け取っていきましょう。
PCだとOpenSeaで確認するのがおすすめ
PCで元素騎士オンラインをプレイしている場合は、OpenSea経由でNFTを確認するのがおすすめです。OpenSeaを利用してNFTを確認する手順は以下の通りです。
- OpenSeaにログインする(アカウントが無い場合はアカウントを作成する)
- メタマスクをOpenSeaに接続する
- メニューバーから「Profile」を選択する
- メニューバーの「More」の中にある「Hidden」をクリックする
OpenSeaを経由したNFTを確認する手順は上記の通りです。この手順を踏んで、Hiddenに移動すれば、受け取ったNFTがすべて表示されます。ちなみにOpenSea経由でNFTを確認した場合は、受け取ったアイテムのステータスも確認できます。
MetaMask(メタマスク)・OpenSeaでNFTを転送する方法
元素騎士オンラインでは自分が手に入れたり作ったりしたNFTを販売することもできます。販売に関してもメタマスクやOpenSeaを使って行うのが基本です。それでは、メタマスクやOpenSeaでNFTを転送する方法について解説していきます。
MetaMask(メタマスク)・OpenSeaを開いて送信するNFTを選択する
まずはメタマスクもしくはOpenSeaにログインし、転送したいNFTを選択します。方法はメタマスクとOpenSeaでやや異なります。
メタマスクの場合はアカウントから転送したいNFTを選んで、並んでいる3つのアイコンのうち真ん中にある「送信」をクリックしましょう。
OpenSeaの場合は目的のNFTのページに移動した後に、画面右上の左から2番目のアイコン「転送」をクリックしてください。
受信者のウォレットアドレスもしくはENSを入力する
転送したいNFTを選択したら、受信者のウォレットアドレスもしくはENSを入力して「Transfar」をクリックして承認しましょう。
この際、ウォレットアドレス・ENSを間違えてしまうと、基本的に取引をキャンセルすることはできません。手数料を支払った後では手遅れなので、必ず直接手入力するのではなく、コピーしたうえで貼り付けましょう。
また、コピーして貼り付けた後にすぐに承認するのではなく、一旦ウォレットアドレス・ENSを見直した後に承認してください。
手数料を選択する
ウォレットアドレスやENSを確認したら、手数料、いわゆるガス代を確認しましょう。ガス代はNFTの転送スピードによって異なり、転送スピードが速くなればなるほどトランザクションオプションは高額になります。
金額は50セントから15ドルです。安いトランザクションオプションを選べばガス代を節約することもできます。しかし、転送完了までに数分待たなければいけないことを考えるとできるだけ高速なトランザクションオプションを選ぶのがおすすめです。
転送を確認する
転送が完了すればメタマスク・OpenSea側で転送完了の通知が届きます。ただ、これだけでは相手側にちゃんとNFTが到着したか確認できません。Ethereum Blockchain Explorerでメタマスクのウォレットのアクティビティを確認しましょう。
ウォレットには最新のトランザクションが表示されています。その中から確認したいトランザクションを選択し、「Etherscanで表示」をクリックすると、送信したNFTの状態などを確認できます。そしてステータスが緑色の状態になっていると、NFTの転送が成功したことになります。
メタマスクにNFTが表示されないときの対処法
これまで紹介した手順を行ったのにメタマスクにNFTが表示されないことも想定されます。この際一番やってはいけないのが、Hiddenにある見覚えの無いNFTを手当たり次第にクリックすることです。
入力するアドレスが間違っていると、本来受け取りたかったNFTとは異なるNFTが表示されることがあります。これが運悪くScamと言ってウイルスが含まれたものである可能性もあるでしょう。そのため、見覚えのないNFTはクリックしない方が良いです。
それ以外にも何かしら手違いが起こってNFTが受け取れていない可能性があります。それでは、メタマスクにアドレスを入力した際にエラーが出る原因について解説していきます。
ネットワークが間違っている
エラーが出た際によくある間違いが、ネットワークの間違いです。メタマスクのネットワークはイーサリアムネットワークが初期設定となっています。そのため、Polygonネットワークの追加を忘れていて、Polygonネットワークではなくイーサリアムネットワークのアドレスを入力している可能性があります。
一番上にネットワークの名前が表示されているので、Polygon Main Networkと書かれているか確認しましょう。
アドレスが有効になっていない
送信する側が作成したアドレスが有効になっていないケースもあります。この場合は時間が経てばアドレスが有効になっていることが多いです。その際は、少し待ってもう一度アドレスを入力してみてください。
ちなみに見分け方に関しては、「コレクティブルコントラクトアドレスは有効なアドレスである必要があります。」の場合、アドレスが間違っている可能性が高いです。
それに対して「個人のアドレスが検出されました。コレクティブルコントラクトアドレスを入力してください。」の場合有効になる前なので待ちましょう。
まとめ
元素騎士オンラインでNFTを受け取るには、メタマスクをPolygonネットワークに接続しなければいけません。この手続きは初めてNFTに触れる人からすると複雑で難しく感じるでしょう。しかし、受け取りのための手続き自体はさほど難しくありません。
ただし、むやみやたらに心当たりのないNFTに触ってしまうと、ウイルスに感染してしまったり、NFTが他の人に流出してしまったりするトラブルに見舞われる可能性があります。
また、NFTは一度送信してしまうと取り消しができません。したがって、NFTを操作する場合は必ずよく確認してゲームを楽しんでください。